日本語の「時の表現」の硏究

序文
第一章 はじめに
1. 「時の表現」とは
2. 先行研究の取り扱いと本書の立場
3. 本書の構成

第二章 「時の表現」の決定要素
1. 「時の表現」の現れ
2. 「時の表現」における事象の分類
3. 状態の表現と動きの成立の表現
4. 状態の意味
5. 事象と時間軸
6. 話し手と事象の関係
7. 「時の表現」の決定

第三章 二事象間における時間関係の表現形式
1. 出来事の継起性と同時性
2. 先行研究とその問題点
3. 出来事間の時間関係とその表現形式
4. 結論

第四章 状態の表現における「ル」形と「タ」形
1. 状態の表現における「ル」形と「タ」形の意味とその近似性
2. 発見･思い出しにおける「ル」形と「タ」形

第五章 動きの成立の表現における「ル」形と「タ」形 ―現在の表現と関連して―
1. 問題設定
2. 動きの成立と現在
3. 客体的な事象の主観的な表現
4. 主体的な事象
5. 結論

第六章 現在の表現と「シテイル」の意味
1. 問題設定
2. 現在の表現
3. 「時の表現」と関わる「シテイル」の意味
4. 結論

第七章 動き動詞における「ル」形の現在
1. 問題設定
2. 先行研究の検討
3. 恒時的な事象
4. 恒時的な事象における「スル」と「シテイル」
5. 状態化動詞文
6. 結論

第八章 状態表現における現在の表現形式 ―その意味と制約―
1. 問題設定
2. 状態動詞の現在の表現形式
3. 「シテイル」の現在
4. 「スル」･「シテイル」の現在
5. 「シタ」･「スル」･「シテイル」の現在
6. 結論

第九章 終わりに

参考文献
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